【解答その1】
この図形が何角形なのかは分かりませんが、ある一つの角に注目すると、こんな状態になっています。

どのような多角形であっても外角の和は360度であることを知っていれば・・
この図形を正n角形だとすると・・
30n=360
n=12
と解いて、図形が正12角形だったことが分ります。
【解答その2】
あるいは、n角形の内角の和が
180(n-2) により求められることを知っていれば・・
1/n× 180(n-2) =150 をnについて解けば良いと考えることができます。
180(n-2)=150n
30n=360
n=12
当然ですが、やはり正12角形という答を得られます。
【解答その3】
地道に確認していく方法です。
問の図形が正三角形なら、正方形なら、正五角形なら・・と考えていくやり方です。
正n角形 | 内角の和 | 1つの内角の大きさ | |||
3 | 180 | 60 | |||
4 | 360 | 90 | |||
5 | 540 | 108 | |||
6 | 720 | 120 | |||
7 | 900 | 128.57 | |||
8 | 1080 | 135 | |||
9 | 1260 | 140 | |||
10 | 1440 | 144 | |||
11 | 1620 | 147.27 | |||
12 | 1800 | 150 |
面倒ではありますが、こうやって調べても答にたどり着くことはできます。
解答1や解答2のやり方の方が簡単だし、スマートじゃないかと思われる方が多いでしょうし、私もできるならばその方が・・とは思います。
それでも、なかなか解法を着想できないときなどには、解答3のような、『できることをやってみる作戦』は、かなり強力な手法です。時間はかかりますが、「思いつく」という要素はほとんどありません。ですので、難しいな、と思う問題ほど手を動かす習慣をつけましょう。