【問題】
次の式の■には、足し算の記号+か、掛け算の記号×かが入ります。 等号が成り立つような、+、×の入れ方を答えなさい。
1■2■3■4■5=2■3■4■5■6
2008 麻生中入試より
【解答】
1+2+3×4+5=2+3+4+5+6(=20)
1×2+3+4×5=2+3×4+5+6(=25)
この問題、頭の中で考えているだけでは、なかなか解き難い問題です。
というよりもむしろ、紙の上で、とりあえず計算を始めてみるのが正しい解決方法であるように思います。
整頓を簡単にするために、記号(+、×)の入れ順を決めておいた方が良いと思いますが、なにしろ書き始めることが大切です。
例えば左辺ならこんな風に・・。
1+2+3+4+5=15
1+2+3+4×5=26
1+2+3×4+5=20
1+2+3×4×5=63
・・・・・・・
・・・・・・・
右辺も同様に計算して、結果を並べていきます。
2+3+4+5+6=20
2+3+4+5×6=39
2+3+4×5+6=31
2+3+4×5×6=125
・・・・・・・
・・・・・・・
左辺の3行目、右辺の1行目に正答が現れました。
つまり、できることをやってみるだけで正解にたどり着けるわけです。
やりながら、いろいろ考えてみましたが、この問題はどうやら「うまい考え」というのはないように思います。となると、この問題を解けるか解けないかは、
「まず、手を動かしてみる」
これができるかできないか、だけの違いしかありません。
うまい考えを探したくなりますが、それ以上に手を動かしてみることが大切だ、という一例でした。