【あるいは、雨の日の匂いについて】

出石城址公園の晴れ間のベンチ

昨日からの雨は、夜になっても止む気配を見せなかった。
東京から届いた文字を私は出石の静かな部屋で眺めている。
画面の向こうで彼女は、東京も昨日今日と結構な雨が降った、と告げていた。
急な冷え込みで体調を崩す人が増えるかもしれない、というささやかな懸念とともに。
雨は私も嫌じゃないよ、と彼女は書いていた。
風が伴わなければね、とも。

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